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img投稿日: 2026.07.19
img最終更新日: 2026.07.19

URL正規化とは?必要性・canonical設定方法・注意点を解説

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URL正規化とは?必要性・canonical設定方法・注意点を解説

Webサイトを運営していると、内容がまったく同じ、もしくはかなり似ているにもかかわらず、複数の異なるURLが存在してしまうケースが発生します。

検索エンジンは、URLが少しでも違えば「別のページ」として認識するため、放置しておくとWebサイトの評価が下がってしまうかもしれません。

このような事態を防ぐための重要なSEO施策が、「URLの正規化」と呼ばれる方法です。

この記事では、URL正規化の基本的な意味から、具体的な設定方法、正規化が必要となる代表的なケースについて詳しく解説します。

正しい知識を身につけ、検索エンジンから適切に評価されるWebサイトを構築していきましょう。

URLの正規化とは

複数の類似URLを正規化し評価を集約する図

URLの正規化とは、内容が同じ、あるいは非常に似通っているページが複数存在する場合に、検索エンジンに評価してもらいたい「代表となるURL」を一つに統合する処理のことです。

検索エンジンは、私たちが思っている以上に厳密にURLを区別しています。

例えば、末尾に「/(スラッシュ)」があるかないかだけでも、システム上は別々のページとして認識されます。

Googleの公式ヘルプでは、URLの正規化について、以下のように定義しています。

正規化とは、そのコンテンツを代表する正規URLを選択するプロセスです。最終的に、重複するページの中でGoogleが最も代表的と考えるページのURLが正規URLになります。

引用:正規化とは | Google検索セントラル
評価を集中させたい代表的なページを検索エンジンへ正しく伝えることが、URL正規化の主な目的となります。

URLを正規化すべき理由

複数のURLが存在する状態を放置していると、SEOにおいてさまざまな悪影響が生じる可能性があります。

ここでは、URLを正規化すべき大きな理由について解説していきます。

検索エンジンからの評価が分散するのを防ぐ

内容が同じページに対して複数のURLが存在すると、外部サイトからの被リンクやSNSでのシェア(サイテーション)が、それぞれのURLに分散してしまいます。

本来であれば一つのページに集まるはずだった評価が分散することで、検索順位が上がりにくくなるかもしれません。

URLを一つに統合すれば、すべての評価が代表ページに集約されるため、検索結果において上位に表示されやすくなります。

獲得した被リンクの価値を無駄なくSEO効果につなげるためにも、正規化は欠かせない施策と言えるでしょう。

重複コンテンツ判定による低評価を避ける

検索エンジンは、ユーザーに多様な情報を提供するため、検索結果に同じような内容のページが並ぶことを嫌う傾向にあります。

同一コンテンツが複数のURLで存在していると、検索エンジンから「コピーコンテンツ(重複コンテンツ)」と判定されてしまうかもしれません。

重複コンテンツとみなされたページは、検索順位が大きく下落するか、最悪の場合は検索結果から除外されてしまいます。

自社のWebサイト全体の品質評価を落とさないためにも、重複状態を解消して検索エンジンに正しい構造を伝える必要があります。

クローラビリティを向上させる

URLを整理しクローラー巡回効率化する図

検索エンジンの自動プログラムである「クローラー」が、Webサイト内を巡回できる量(クロールバジェット)には、一定の上限があります。

同じ内容のページがいくつもあると、クローラーは不要なページの読み込みにリソースを割くことになり、本当に評価してほしい重要なページへの巡回が遅れてしまいます。

URLを一つに絞り込むことで、クローラーはWebサイト内を効率よく回遊できるでしょう。

結果として、新しく追加した記事や更新した情報が、いち早く検索結果に反映されやすくなるというメリットが得られます。

URL正規化が必要なケース

意図していなくても、システムの仕様などにより、同じ記事でも異なるURLが自動的に生成されてしまうケースがあります。

ここでは、URL正規化が必要となる代表的なケースを紹介します。

「http」と「https」のURLが混在している

Webサイトの通信を暗号化(SSL化)した際によく発生するのが、「http://」から始まる古いURLと、「https://」から始まる新しいURLの両方にアクセスできる状態です。

これらは検索エンジンから別々のページとして認識されるため、必ず暗号化された「https://」のURLへ正規化しなければなりません。

セキュリティ面での信頼性を高める意味でも、古いURLへのアクセスを新しいURLへ自動的に転送する設定を行なってください。

「www」あり・なしのURLが混在している

ドメインの先頭に「www.」がつくURLと、つかないURLの両方で同じページが表示されるケースも、正規化が必要な典型例です。

例えば、「www.example.com」と「example.com」は、ユーザーから見れば同じWebサイトですが、検索エンジンは別ページとして扱います。

サーバーの設定によっては、初期状態で両方ともアクセス可能になっていることが多いため注意が必要です。

「www」の有無にSEO上の優劣はないため、どちらか一方を使用するようにルールとして定め、評価を統一するようにしましょう。

「index.html」あり・なしのURLが混在している

トップページやディレクトリの階層において、末尾に「index.html」などが含まれるURLと、含まれないURLが混在しているケースも見受けられます。

「example.com/」と「example.com/index.html」で同じ画面が表示される場合、URLの評価が二分されてしまうため非常にもったいない状態です。

一般的には、URLが短くすっきり見える「index.htmlなし」の形式へ正規化を行う企業が多いです。

Webサイトを立ち上げてからある程度の期間が経っているようならば、一度どちらのURLへのアクセスが多いかを確認し、アクセスの多い方へ正規化することをおすすめします。

計測用のパラメータ付きのURLが生成される

計測用URLパラメータ付与から正規化による評価集約の図

Web広告の運用やアクセス解析ツール(Googleアナリティクスなど)を利用していると、流入経路を計測するための文字列(パラメータ)がURLの末尾に付与されます。

「?utm_source=…」といったパラメータがついたURLは、通常のURLと表示される内容はまったく同じですが、URLの文字列としては別物です。

広告をクリックして流入したユーザーが、そのパラメータ付きのURLのままSNSなどでシェアしてしまうと、被リンクの評価が分散する原因となります。

計測ツールを正確に機能させつつSEOの評価を守るために、正規化の処理が必須と言えるでしょう。

並び替え・絞り込みによってURLが生成される

パラメータ付きURLの正規化による評価集約

商品数が豊富なECサイトやポータルサイトでは、価格順の「並び替え」や、色・サイズなどの「絞り込み」機能がよく利用されます。

これらの機能を利用すると、「?sort=price」といったシステム上のパラメータが追加されたURLが複数自動的に生成されます。

表示される商品の順番が違うだけで、ページの大まかな内容はほぼ同じであるため、大量の重複コンテンツが生み出される原因になってしまうので注意すべきです。

システムによって類似ページが無数に増殖するのを防ぐため、元のカテゴリ一覧ページなどへ向けてURLの正規化を行うべきでしょう。

PC向けとスマホ向けでURLが異なる

同一のWebサイトでありながら、パソコン用とスマートフォン用で異なるURLを採用しているケースも、正規化の対象となります。

例えば、スマートフォン向けのページが「/sp/」という別のディレクトリで構築されているような場合が該当するでしょう。

デバイスごとにURLが分かれている場合、適切な設定を行っていないと、検索エンジンからの評価が分散してしまう可能性があります。

なお、現在Googleが最も推奨しているのは、PCとスマートフォンで同一のURLを利用する「レスポンシブWebデザイン」です。

これから新しくWebサイトを構築する場合は、URLを分けずにレスポンシブ対応を採用することを強くおすすめします。

もし、すでに「/sp/」のようにスマートフォン用のディレクトリがある場合は、PC用のアドレスに正規化しましょう。

URLを正規化する方法

重複したURLを統合し、検索エンジンへ正しい評価先を伝えるためには、専門的な設定が必要となります。

状況に応じて使い分けるべき、2つの主要な正規化メソッドを解説します。

301リダイレクトを設定する

URLを正規化する上で最も確実であり、Googleも推奨している手法が「301リダイレクト」の設定です。

301リダイレクトとは、古いURLや不要なURLにアクセスしたユーザーやクローラーを、自動的に正規のURLへ転送(恒久的な移動)させる処理を指します。

サーバーの設定ファイル(.htaccessなど)に記述をすることで、評価の分散を物理的に防ぐことが可能です。

獲得した被リンクなどのSEO評価も、転送先のURLへほぼそのまま引き継がれる仕組みとなっています。

「httpとhttpsの統合」や「wwwの有無の統一」など、不要なURLを表示させる必要がまったくない場合は、確実な評価統合ができる301リダイレクトを選択してください。

canonicalタグを設定する

Canonicalタグと301リダイレクトによる正規URLの指定方法

システム上の理由などで301リダイレクトが設定できない場合や、パラメータ付きのURLのようにページ自体は表示させておきたい場合に用いるのが「canonical(カノニカル)タグ」です。

ページのHTML内(headセクション)に、「このページの正規URLはこちらです」という宣言を記述することで、検索エンジンに評価の統合先を伝えます。

ただし、canonicalタグはあくまで「強力なヒント」であり、必ず正規化されるとは限りません。

評価を統合したい場合は301リダイレクトが確実ですが、なんらかの事情で301リダイレクトが難しい場合は、canonicalの設定に加えて、内部リンクやサイトマップでURLを統一することでさらに正規化されやすくなります。

URL正規化の確認方法

設定した正規化の処理が、検索エンジンに正しく認識されているかどうかを確認する作業も重要です。

URL正規化の確認には、「Google Search Console(GSC)」を利用するのが一般的な手法となります。

まず、GSCの管理画面上部にある検索窓に、確認したいページのURLを入力して検査を実行します。

検査結果の画面に表示される「ページのインデックス登録」という項目を開き、以下の2つの情報を確認してください。

  • ユーザーが指定した正規URL
  • Googleが選択した正規URL

この2つのURLが一致している、もしくは「Googleが選択した正規URL」の部分に「検査対象のURL」と表記されていれば、正規化は正しく機能していると判断できます。

もし異なっている場合は、設定の記述に誤りがないか、または内部リンクの張り方に矛盾がないかを見直す必要があるでしょう。

まとめ

URLの正規化は、検索エンジンからの評価を一つのページに集約させ、Webサイト全体のSEOパフォーマンスを最大化するための重要な施策です。

「wwwの有無」や「パラメータの付与」によって意図せずURLが分散していると、重複コンテンツとして低評価を受けるリスクが高まります。

301リダイレクトやcanonicalタグを状況に応じて正しく使い分け、検索エンジンにわかりやすいサイト構造を構築していきましょう。

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