SEO外部対策8つのテクニック|良質な被リンクの獲得方法と注意点紹介
SEO外部対策では、「被リンク」と「サイテーション」がポイントです。できる施策は多くないものの、しっかりと対策することで検索上位を狙えます。
ここでは、良質な被リンク・サイテーションを獲得するテクニックや注意点をご紹介します。
SEO外部対策は効果がないと思っていませんか?
たしかに、外部対策は内部対策と比べてできる施策が少なく、あまり重視されない傾向があります。
しかし、実際はきちんと対策をすれば、検索上位を狙うことも可能です。
外部対策で重要なのは、「被リンク」と「サイテーション」。
良質な被リンクやサイテーションが増えることで、Googleからの評価アップやドメインパワーの強化が期待できます。
ここでは、良質な被リンクやサイテーションを獲得する方法・外部対策の注意点についてご紹介します。 競合との差別化を図るためにも、積極的にSEO外部対策に取り組みましょう。
目次
SEO外部対策とは?
SEO外部対策とは、質のよい外部リンクやサイテーションを獲得するための対策です。
外部対策の目的としては、次のようなことが考えられます。
・キーワード検索以外からの流入
・ドメインパワーの強化
・サイトの評価UP
とはいえ、SEO外部対策は自分でコントロールできない部分が多く、対策も限られています。
そのため、対策をおろそかにしている企業サイトもあるようです。
他社がやらないことに取り組むことで、検索エンジンからの評価を得られる可能性も高くなります。 そのような企業との差別化を図るためにも、外部対策にしっかりと取り組みましょう。
ただし、外部リンクなら何でもよいわけではありません。
「質」のよい外部リンクを、多くの「量」獲得することが重要です。
被リンクをもらうには、非常に手間がかかります。 じっくりと長期戦で臨みましょう。
内部対策と外部対策の違い
SEO対策として「外部対策」と並んで重視されるのが、「内部対策」です。
内部対策とは、ご自身のWebサイト内部に対して行うSEO対策のことを言います。
外部対策が「他社からの評価」を得ることが目的なのに対し、内部対策の目的は「クローラビリティの改善」と「ユーザビリティの確保」です。
できる対策も、外部対策に比べて非常に多くあります。
そのため内部対策を重視し、外部対策がおろそかになりやすいのです。
SEO内部対策について詳しくは
→「SEO内部対策で検索上位を狙う!16の基本対策を徹底解説」
内部対策・外部対策のどちらを行うにしても、重要なのは「ユーザー第一」のコンテンツ作成です。 それを常に意識して対策しましょう。
被リンクを獲得する3つのSEO外部対策
「被リンク」とは、ドメインの異なる外部のWebサイトに、自社サイトのリンクを張ってもらうことを言います。
例)
Webサイト制作なら「NOBU」
おすすめのWebサイト制作会社は「NOBU」(https://nobu-n.co.jp/)
被リンクを張ってもらうことで、検索エンジンに発見されやすくすることを狙いとしています。
被リンクを張ってもらう上で重要なのは、「被リンクのドメイン数」と「関連性があるサイトからの被リンク」です。
SEO外部対策では、被リンクを張られたドメイン数が重要だと言われています。
同じ外部サイトに何回リンクを張られても、被リンクのドメイン数としては「1」です。
さまざまなサイトに被リンクを張ってもらうことで、自社サイトが第三者に評価されていると判断されます。
また、自社サイトと関連性のある内容のサイトに被リンクを張ってもらうことも重要です。
これらのことを意識しながら、外部対策で被リンクを張ってもらう方法は3つあります。
①良質なコンテンツの発信
②SNSで拡散されやすいWebサイト制作
③質のよいサテライトサイトの制作
どのような対策か、詳しく見ていきましょう。
良質なコンテンツの発信
SEO外部対策において、継続的なコンテンツ制作は必須です。
それも、「質」にこだわったコンテンツ制作が求められます。
継続的に質のよいコンテンツを発信することで、第三者に認められ外部リンクが増えます。
その結果、サイト評価やドメインパワーが向上し、検索上位に表示されるようになるでしょう。
すると、さらに第三者の目に触れる機会が多くなり、外部リンクが増えていき…相乗効果が期待できます。
そのためにも「質」にこだわり、ユーザーが誰かに紹介したくなるような記事を発信し続けることが、最大のSEO外部対策となります。
SNSで拡散されやすいWebサイト制作
せっかく良質なコンテンツを発信しても、拡散しやすいサイトでなければ宝の持ち腐れです。
効果を発揮するためには、ユーザーに認められ拡散しやすいUI設計をする必要があります。
たとえば、以下のようなボタンを見たことがあるのではないでしょうか?
これは、「ソーシャルボタン」と呼ばれるものです。
FacebookやInstagramなど、ユーザーが自ら投稿するSNSを「UGC(User Generated Contents)」と言います。 UGCは認知度を上げるのに最適なツールです。
現在多くの企業が、UGCに自社のアカウントを持っていることからも、その効果が分かります。
さまざまなUGCで拡散されるよう、ソーシャルボタンを適宜配置しましょう。
質のよいサテライトサイトの制作
被リンクを獲得する最後のSEO外部対策は、「質のよいサテライトサイト」の制作です。
「サテライトサイト」とは、メインのWebサイトとは異なるドメインで制作したものです。
メインサイトのSEO対策や、新規ユーザー獲得を考えて制作します。
以前、このように被リンクを張った「サテライトサイト」を大量に作り、評価をあげる手法が増加したことがありました。
どんなに質の悪いサテライトサイトでも、評価を受け上位表示された時代があったのです。
しかし、それはユーザー第一のサイトとは言えません。
そのため現在では、そのような悪質なサイトは逆に評価が落とされるようになっています。
サイテーションされる5つのSEO外部対策
「サイテーション」とは、「引用・言及」を意味する言葉です。
ウェブの世界では、ほかのWebサイトやSNSで「サイト名・会社名」「サイトURL」「住所や電話番号」などが記載されることを言います。
「被リンク」がリンク先を張っているのに対し、「サイテーション」はリンクを張っていません。
そのため、被リンクと違い効果の分かりづらい対策です。
またGoogleは、サイテーションに関する見解を出していません。
そのようなこともあり、被リンクと比べてどうしても対策がおろそかになりがちです。
しかし、好意的なサイテーションをされることで信頼度が上がり、Googleからの評価が高まることは十分考えられます。
その結果、自社サイトの検索数がアップする可能性もあるでしょう。
キーワード検索以外の流入を狙う意味でも、サイテーションは有効な対策と言えます。
分かりやすいサイト名
サイテーションされる対策の1つ目は、「わかりやすいサイト名」です。
サイト名や商品のブランド名を分かりやすくすることで、正式名称でサイテーションされるようになります。
略称などでは意味がないため、あくまでも「分かりやすい正式名称」を意識しましょう。
同時に、サイト自体の質の向上にも努めます。
SNS開設
SNSユーザーに知ってもらうためにTwitterやInstagram、YouTubeなどSNSの開設をしましょう。
それぞれアカウントやプロフィールにサイト名を入れ、ユーザーの目に留まるようにします。
プロフィールには、サイトURLや関連キーワードも入れると効果的です。
ただし、すぐに結果が出るわけではないため、継続運用が必要です。
企業によっては、インフルエンサーに依頼して商品紹介をしてもらうこともあります。
広告運用
テレビCM・新聞広告・動画広告・バナー広告などを活用して、サイテーションを獲得する方法もあります。
サイテーションされるには、ある程度の認知度が必要です。
これらの広告を出すと、認知度が劇的に高まります。
とくに、CMは非常に認知度を高められる媒体です。
ただし、効果が期待できる分、費用もかかります。
費用対効果をしっかりシミュレーションして、行うようにしましょう。
店舗でサイテーションを促す
もし、ショップの運営をしているのであれば、来店者にSNS投稿を促す方法もあります。
たとえば、レジやテーブルの上にPOPを置いて情報発信を促すなどの方法です。
来店者は、一方的に頼むだけでは情報発信をしてくれません。
ショップで高い満足度を感じてもらって初めて、第三者と情報を共有したいと思ってもらえます。
そのために、店舗内でのサービスにも力を入れる必要があるでしょう。
Googleマイビジネスの登録
最後の方法は、「Googleマイビジネスの登録」です。
「Googleマイビジネス」とは、Googleマップや検索画面に店舗情報を表示できる無料のサービスです。
Googleマップで集客ができる上に、住所・TEL・サイトURLなどが掲載できるため、サイトへの誘導も可能です。 さらに、ユーザーによる口コミも投稿できます。
好意的な投稿が集まれば、Googleからの評価が上がり認知度もアップするでしょう。
SEO対策だけではなく、MEO(マップエンジン最適化)対策にもつながる方法です。
被リンクやサイテーションの確認方法
では、被リンクやサイテーションを確認するにはどうすればよいでしょうか?
おすすめのツールは、「Google Search Console」と「Ahrefs(エイチレフス)」の2つです。
Google Search Console
「Google Search Console」とは、Googleが無料で提供するネット検索の分析ツールです。
Webサイトを運営する人にとっては非常にメジャーなツールのため、知っている方も多いのではないでしょうか。
Google Search Consoleのトップページ左の「検索パフォーマンス」から、「検索キーワード」「クリック数」「表示回数」を調べられます。
また「リンク」からは、自社サイトを被リンクしてくれている外部リンクなどを調べることも可能です。
Ahrefs(エイチレフス)
「Ahrefs(エイチレフス)」は、「Google Search Console」と違い有料の分析ツールです。
費用はかかるものの、非常に詳細な分析ができます。
自社サイトだけでなく他社サイトも分析できるため、競合調査もできます。
具体的にできる分析は、競合サイトの被リンク分析(バックリンク)・検索エンジンの上位表示コンテンツ・想定流入キーワード・ソーシャルメディアの反応に対する分析などです。
料金プランは、最安99ドルから4つのプランが用意されています。
SEO対策によりいっそう力を入れたい場合におすすめです。
SEO外部対策の注意点
最後に、SEO外部対策を行う上での注意点をご紹介します。
注意点は、全部で3つあります。
<SEO外部対策の注意点>
・スパムリンク
・SEOに悪影響を及ぼすサイテーション
・自作自演はNG
スパムリンク
「スパムリンク」は、質の悪いサイトにリンクを張られることです。
質の悪いサイトにリンクを張られると、以下のような被害を受ける可能性があります。
・自社サイトの評価が下がる恐れがある
・ペナルティ対象になる可能性もある
スパムリンクは、Google Search Consoleでチェックができます。
通知が来た場合は、リンク元を確認したうえで「リンクの拒否」を行いましょう。
SEOに悪影響を及ぼすサイテーション
マイナスイメージのサイテーションは、サイトにとっても会社にとっても悪影響です。
サイテーションの中には、プラスに働くサイテーションがある一方で、ネガティブな内容のサイテーションもあります。
ネガティブな内容は、SEO的にもマイナスでしかありません。
もし、マイナスイメージのサイテーションだったとしても、削除してもらうことを考える必要はありません。
ユーザーの満足度を上げ、よいサイテーションの数を増やすために、コンテンツやWebサイト自体の質の向上に努めましょう。
自作自演はNG
被リンク・サイテーション共に自作自演はいけません。
以下のような行為は、かつてはよく行われた手法です。
しかし、現在では評価を受けることはないため、行わないようにしましょう。
・複数のSNSアカウントを作成し、サイト名を大量に記載する
・被リンクの購入
被リンクの購入は、「ブラックハットSEO」と呼ばれる手法のひとつです。
もしも、このような行為がGoogleにばれてしまった場合、検索順位の下降や、ドメインの削除などのペナルティをうける可能性もあります。
まとめ
SEO外部対策とは、質のよいサイトからの「被リンク」や「サイテーション」を獲得するための施策です。
外部対策の方法は主に8つあります。
<外部対策の方法>
内部対策と違い、なかなかはっきりとした効果が分かりにくい外部対策ですが、正しく行うことで検索順位を上げることも十分可能です。
ユーザーの満足度が上がるコンテンツ制作を意識して、良質な被リンクやサイテーションを獲得しましょう。