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貴族手術 小鼻縮小術 耳介軟骨移植 の症例情報

貴族手術をすると、小鼻が広がるって言いますよね。それは鼻の手術を同時に行うことで、完全になくすことが出来ます。

今回のテーマは、「 貴族プロテーゼをしても、小鼻が大きくならない方法 」「 鼻翼幅が広がらない、むしろ狭くしてしまう方法 」について解説して参ります。鼻翼基部の窪みに対して、貴族手術 がよく行われるのですが、この手術をすると「 鼻が広がった 」、「 小鼻が大きくなった 」とよく聞きます。それはどうしてでしょうか? 下の図の 赤いポイント を前方に高くする( 赤矢印 )とどんなことが起こるのか、想像してみてください。

『貴族手術をすると、小鼻が広がるって言いますよね。それは鼻の手術を同時に行うことで、完全になくすことが出来ます。』の画像

下の図は灰色でプロテーゼを示していますが、プロテーゼの高さの分だけ、小鼻が上に持ち上げられるのです。すると、その影響で赤矢印のような、小鼻が膨らむ動きが出て来ます。これが貴族手術の 最も悪い副作用 だと思われます。

『貴族手術をすると、小鼻が広がるって言いますよね。それは鼻の手術を同時に行うことで、完全になくすことが出来ます。』の画像

プロテーゼにしろ、自家組織にしろ、鼻翼基部を剥離して、前方に持ち上げる(挙高)すると、どうしても 小鼻が外に広がり、鼻翼幅も外に広がってしまう のです。こうならないためにはどんな処置が必要でしょうか?

『貴族手術をすると、小鼻が広がるって言いますよね。それは鼻の手術を同時に行うことで、完全になくすことが出来ます。』の画像

これを防ぐための鼻の複合手術の考え方は非常にシンプルです。以下の二つのポイントに注目して、今回の症例を解説して行きます。

  • 鼻翼基部を持ち上げた分だけ鼻の高さも高くする。
  • 鼻翼基部(小鼻)の広がりを抑える。

今回、貴族プロテと同時に行った手術は 鼻尖形成術(耳介軟骨移植)+ 鼻柱ストラット + 小鼻縮小(内側法)+ 鼻翼幅縮小手術(ケーブル法)です。

『貴族手術をすると、小鼻が広がるって言いますよね。それは鼻の手術を同時に行うことで、完全になくすことが出来ます。』の画像

これにより鼻の穴が小さくなっただけでなく、鼻翼幅もしっかり狭くなっているのが分かりますね。

『貴族手術をすると、小鼻が広がるって言いますよね。それは鼻の手術を同時に行うことで、完全になくすことが出来ます。』の画像

ここからは専門的な観点で詳しく解説します。

「 なぜ貴族手術をすると鼻の穴が広がるのか?」というと

理由 ① 貴族手術により鼻翼基部が前方に数ミリ高くなると、鼻尖から小鼻までの皮膚はそのままの長さ(縮む訳ではない)なので、微妙に外側に広がってしまう

理由 ② 小鼻は、通常、笑った時に外側に引っ張られ(だから笑った時に鼻翼幅が広がる)ています。そこに、貴族手術で鼻翼基部をほぼ完全に剥離してしまうのですが、この剥離によって、小鼻が、笑った時に引っ張られる筋肉によって永久に引っ張られたままになってしまう。

このつの理由によって、鼻の穴も鼻翼間幅も大きくなってしまったと嘆く結果になってしまうのです。

①に対しては、鼻翼基部が高くなった分、頂上である鼻尖の高さを高くする(鼻尖形成術)、もしくは小鼻縮小手術で鼻翼(小鼻)の外への張り出しを生じさせないようにする(小鼻縮小術)ことです。

次に②に対して、鼻翼幅を広げないようにする 鼻翼幅縮小術(ケーブル法、フラップ法、筋膜移植法)を行うことになります。

今回は、しっかりと 鼻尖の高さを出す 方法として、鼻尖形成術(鼻柱ストラット + 鼻尖皮下軟骨移植)を行っています。鼻柱ストラットとは、鼻の支柱になるように耳軟骨を鼻柱に補強移植する手術法です。術前診察で、鼻柱が柔らかく、かつ、鼻柱が傾いていたので、鼻尖に普通に軟骨を置いても鼻柱が折れ曲がっちゃう可能性があったのですが、術後はしっかり真っすぐになり、力強く鼻尖の高さを支えてくれています(鼻柱だけに注目しても美しい変化ですよね)。

小鼻縮小術 もしているのは、術前よりもより小さい鼻、より幅狭な鼻翼幅を希望されたたために、追加して行っています。鼻翼幅については今回 ケーブル法 で、貴族手術で剥離した鼻翼基部の組織を糸で中央に寄せるように引き寄せています。単にケーブル法だけをした場合は、ほぼ100%戻ってしまいますが、貴族手術の後は術後に再癒着するまでの期間固定されればいいので、貴族手術 + ケーブル法 ならばほとんど戻りません。

貴族手術で小鼻が広がることを危惧している方は当院の無料カウンセリングにお越しくださいね(^_-)-☆